2015年4月13日月曜日

つい先日"ブリキの太鼓"に触れたばかりですが作者のギュンターグラス氏が亡くなりました。 (たまにそういう予知的シンクロがあります。) きっとその寓話世界には政治的メッセージもこめられてたのでしょう。大江健三郎氏の作品のように。 しかし中坊の僕には大江さんの作品同様ただただフリーキーな異界でその奇異な登場人物達に魅了されましたし、異形の美のようなものへの知覚の扉を開かれました。 ブリキーは本当に分厚い本で映画の内容はその一部にすぎないのですが通学の電車で終わるのが惜しいほど没頭して読みました。 ところで氏はノーベル賞受賞者ですが若いころSSナチス親衛隊だったと晩年告白。良心の呵責に耐えれなかったようです。 世界という果物から常識という皮をひっぺがして頂いたことに感謝し御冥福をお祈り致します。



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