2015年12月5日土曜日

 若きウッディアレンはコラムニストからタレントのネタ提供者に。毎日50以上のジョークを書いたという。  村上春樹はデビューするまで自分の喫茶店で毎日ハンバーグ用の玉葱を刻んでいた。なんで作家にという問いに、毎日玉葱を刻む日々の果てに、応援するヤクルトの選手がヒットを売った瞬間書こうと決めたとか。  人生にはそんな千本ノックのような日々がある。村上さんの話は喩えのような本質で、進化はなだらかな曲線ではなく反復が一定値を越えると突然やってくるということだ。  僕は毎日何点もの服を裁断してるがこのノックがどこに導いてくれるのかは分からないがいい年して鍛えられてる実感がこの数年ある。  この場でうだうだ戯言を連ねるうちに随分な文章修行になっているとも思う。  退屈な繰り返しの日々の先に誰もがヤクルトの選手のヒットに出会える日がくるかもしれない。


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